授業で大切にしたいこと
授業で大切にしたいことがあります。それは
学校で学ぶ価値を実感する
これを生徒が学びの過程で経験できるようにしたいと考えています。
学校で学ぶ価値
学校で学ぶ価値を考える理由
ここ数年、学校で学ぶ価値や意味について考えています。
その理由は2つあります。
一つ目は映像授業や通信制高校の発展です。
これらの環境が整備され、勉強するのであればリアルの学校に通う必要はなくなりました。
このような選択肢がある中で、毎日学校に通って授業を受ける意味や価値って何だろうと考えるようになりました。
二つ目は教員の役割の変化です。
自分は教員の役割は生徒に何かを身につけさせることだと最近まで考えていました。
教員が「こうしなさい」と生徒に言い生徒はそれに従う。
そうやって勉強や生活習慣などを生徒に身につけさせていくのが教員の仕事だと思っていました。
ところが近年は教員の考えを生徒に強制させることができなくなりました。
保護者からクレームを言われることもあるし、生徒に反抗的な態度や嫌な顔をされることが多々あります。
教員としては良かれと思って言っているのですが生徒に理解してもらえません。
教員の役割を変化させる必要があると感じています。
学校で学ぶ価値とは
「学校で学ぶ価値とは?」に対する現時点での答えは、上越教育大学の西川純教授の学校観を答えの一つにしています。
学校は、多様な人と折り合いをつけて自らの課題を達成する経験を通して、その有効性を実感し、より多くの人が自分の同僚であることを学ぶ場である(出典:『学び合い』の手引 ルーツ&考え方編)
自分は特に「多様な人と折り合いをつけて自らの課題を達成する」というところに共感しています。
自分と似たタイプの人もいれば苦手なタイプの人もいる。
それらの人と折り合いをつけながら自分が達成したいことを実現していくことは、リアルの学校だからこそできることです。
これが学校で学ぶ価値になり得ると考えています。
まとめ
授業で大切にしたいこととして、学校で学ぶ価値を実感することをあげました。
学校で学ぶ価値を考えた理由は次の2つです。
- 映像授業や通信制高校など自宅にいながら学習できる環境ができた
- 教員の役割が変化している
学校で学ぶ価値の答えの一つになり得ると思うのが、上越教育大の西川純教授の学校観です。
リアルの学校に通う価値を感じられる授業をしていきたいと思います。
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