自分の授業の下手さに落ち込むことがあると思います。
しかし、授業がうまくいかない原因は授業が下手だからではないかもしれません。
この記事では授業がうまくいかない原因をさまざまな視点で分析することの大切さをお伝えします。
生徒が寝ている。それは授業がつまらないから?
生徒が寝ているというのは授業がうまくいっていないと感じる場面の一つです。
「授業がつまらないから寝ているんだ・・・」
責任感の強い教員ほどそのように考えてしまいがちです。
しかし生徒が寝ている原因は授業の質の低さとは限りません。
その生徒は前日に夜更かしをしていたのかもしれません。
寝不足によって寝ているのをおもしろい授業で改善することはできません。
この場合は授業を改善するのではなく生徒の生活習慣を改善する必要があります。
またヤングケアラーになっているなど十分な睡眠が取れる家庭環境ではない場合もあります。
その場合はしかるべき相談窓口につなぐのが最善の解決策になると思われます。
このように生徒が授業を聞いていない原因は教員の指導力不足だけとは限りません。
なぜ授業に集中できないのかさまざまな視点から分析する必要があります。
そもそも一斉授業はうまくいかない
教室にいる40人全員が教員である自分の話を目を輝かせて聞いている。
教員であればそんな授業ができたらと想像してしまいます。
しかし一斉授業ではそのような授業は実現できません。
それは科学的に証明されています。
詳しくは以下の記事をご覧ください。
教室にはさまざまな児童・生徒がいます。
その全員が一人の教員の話に興味をもつと考える方が無理があります。
まとめ:授業がうまくいかない原因は授業が下手だからではない
授業が下手だと感じるのは自分の指導力不足が原因とは限りません。
生活習慣を改善する必要がある者、家庭環境に原因がある者など学校にはさまざまな児童・生徒がいます。
授業に集中できない理由は一人ひとり違います。
授業がうまくいかない原因を自分の指導力不足だけに見出すのではなく、さまざまな視点から分析する必要があります。
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