仕事を辞めたいと思っても辞められない理由

生産手段をもつ

以前に読んだ100分de名著「カール・マルクス 資本論」の以下の内容がずっと頭の中に残っています。

(自殺に追い込まれるほど過酷な長時間労働から)逃げ出せない理由の一つは、労働者が「自由」だからだとマルクスは指摘しています。・・・(略)・・・奴隷や身分制のような不自由から解放された私たちは、同時に生産手段からも「自由(フリー)」になってしまいました。
()内は追記

私たちは奴隷のように強制労働させられているわけではないという点で自由です。

もう一方の生産手段からも自由(フリー)になってしまったとはどういうことでしょうか。

ここでの自由(フリー)とは「・・・のない」という意味です。

例えば砂糖の入っていないコーヒーを英語でsugar-free coffeeと言います。

ここでのフリーが「生産手段からも自由(フリー)になってしまった」と同じ意味です。

生産手段とは生きていくために必要なものを生産する手立てのことです。

生産手段をもっていないから、生きていくためにお金が必要になります。

お金を手に入れるために何かを売らなければなりません。

しかし売ることができるのは自分の労働力だけしかありません。

これにより生きていくには働かなければならない状況になってしまうのです。

この状況を変えるために自分は生産手段をもちたいと考えるようになりました。

生産手段をもちたい理由

生産手段をもたないから働かなければならなくなるということは、生産手段を少しでももつことができればその分働かずに済むのではないか。

このように考えたのが生産手段をもちたいと思った理由です。

生産手段をもつことができれば、自分で生産できないものを買う分だけ働くという生活に近づくことができます。

数年前に教員の仕事が辛くて辞めたいと思いましたが生活のことを考えると辞められませんでした。

生活に必要なお金を用意するために投資を始めましたが、それほどの資産を得るには膨大な時間がかかることがわかりました。

生活費を見直し、支出を減らす努力をしました。

するとフルタイムで働かなくても暮らしていけそうだと気づきました。

この経験から生産手段をもつことでさらに労働時間を減らすこともできそうだと考えました。

また生産手段に自分の時間を使うことが有意義だと感じます。

自分の努力でできることが増えていく経験がとても嬉しいです。

生産手段を得るために挑戦していること

バケツ稲作

以下の本を読んでバケツ稲作に挑戦しています。

主食である米を作れるようになったらいいなと思い始めました。

ゆくゆくは家族が食べるお米が自給できるようになりたいです。

その一歩目としてバケツ稲作に挑戦です。

JAのHPから申し込めば送料276円を負担するだけでバケツ稲づくりセットがもらえます。

お米づくりに挑戦(やってみよう!バケツ稲づくり)

ペットボトル太陽熱温水器

冬のガス代が高かったのがきっかけで光熱費の削減に興味をもちました。

太陽熱温水器は太陽光発電よりもエネルギー効率が良いというメリットがあります。

またしくみもシンプルなため自作できるとのこと。

まずは夕飯の皿洗い分の温水を確保することを目標にスタートしました。

以下の書籍を参考にしています。

まとめ:生産手段をもって働くか働かないかを選べる状態へ

生きていくために必要なものを作る手段を失ったことが労働から逃れられない理由の一つです。

このことから生産手段を増やすことができれば労働時間を減らすことができるのではないかと考えるようになりました。

生産手段をもつためにバケツ稲作とペットボトル太陽熱温水器に挑戦しています。

生産手段を獲得し労働するかしないかを選べる状態を目指していきます。

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